うっとおしい時期になりました。
梅雨なので、当然といえばそうですが、ちょうどそんな大雨で車中泊したときの話です。
台風が近づいていたのは知っていたので、台風から逃げるように北の方に目的地を設定し、出発しました。
土曜日は予定通り晴れたので、目的を達成できたのですが、翌日は大雨となりました。
だんだん、風も強くなってきたので、日曜日に帰るのは止めて、そのまま台風をやり過ごし、月曜の朝に帰ることにしました。
大雨の車中泊で困ること

トイレに行くのがつらい
大雨、あるいは台風で車中泊する場合に困るのは、なんといってもトイレです。
テント泊とかではないので、風が強くても雨が強くても関係ありませんが、トイレには行かないわけにはいきません。
大型キャンピングカーが羨ましいと思います。
ちょっとトイレに行って戻ってくるだけでもずぶ濡れになります。
タオルなどは車載しておくべきでした。
トイレが困るといっても、だからといって水分を摂らないようにするなどというのはとても危険です。
狭い車内で寝るため、寝返りをうつスペースも限られるうえに、春~秋なら発汗もするため、水分は十分に摂らないと、エコノミークラス症候群になります。
最低でも1日2L以上、水を飲むようにしましょう。
一気にたくさん飲むより、少しずつ飲むほうがよいですね。
車内が広い車なら、なるべく体を動かしたり、伸ばしたりしましょう。
アルコール類、緑茶やコーヒーではなく、水を飲むようにしましょう。利尿作用のあるものを飲むと、トイレが近くなるうえにかえって脱水になりやすいので注意です。
雨音がうるさい
高級車に乗っている方は違うのかもしれませんが、激しい風雨がボディの鉄板を叩きつけるので、それが車内に反響し、結構うるさいのです。
耳栓があるとよかったと思いますが、このときは常備してませんでした。
台風時の車中泊で注意したい点

車中泊場所
このときに車中泊したのは、道の駅でした。これが高原や山、海岸や河原などだと危険です。
台風や大雨になるのがあらかじめわかっているなら、土砂崩れや増水の危険のあるところ、雨量により通行止めになる道路を経由しなければならない場所からは退避すべきです。
当たり前のことを書いているようですが、車中泊に慣れてくると、つい、大丈夫だろうと考えてしまいがちです。また、ちょっとワクワクしてしまうところもありますが、やめましょう。
ちなみ以前、景観道路沿いのパーキングで、台風のさなかに車中泊していたときは、パトロール中のパトカーにメガホン越しに退避しなさいと声をかけられました。
車内で調理する場合は、換気に注意
車内で調理する人もいると思いますが、台風や大雨では、窓を開けることができません。
なので、ガス缶や固形燃料で調理する場合には換気に注意が必要です。
エアコンをかけて、外気導入にするのも一つですが、調理は諦めて、すぐに食べられるものを準備したほうがよいでしょう。
持ち物
- 飲み物(水など利尿作用のないもの)
- タオル類
- 着替え
- 携帯電話
- レインコート
- 長靴
- 携帯トイレ
- 食料(調理不要なもの)
飲み物は、先述したとおり、カフェインやアルコールを含まないものがよいです。
あと、忘れることはないと思いますが、携帯電話です。
台風情報などは常に把握できるようにしておく必要があります。
風が強いと傘は役に立たないので、トラブルがあったときのためにレインコートや長靴もあれば、安心できます。
非常時も考えて携帯トイレもあるといいですね。
まとめ
ここまで書いてきてなんですが、台風が来ているときは、ビジネスホテルなどに泊まりましょう。
台風の中で目的地に着いても、朝日を眺めることも、付近を散策することもできません。
遊園地などなら、休園、休館になることでしょう。
車中泊ならではメリットはほとんど活かせず、デメリットの方が大きくなります。