車中泊と聞くと、なんだか貧乏くさい、窮屈、眠れない、休めないというイメージがあるのではないでしょうか。
以前は道の駅なども少なく、無料で、気軽に、安心して車中泊ができる場所はほとんどありませんでした。
車も大きな車だと税金が高くなるなどのデメリットもありました。
現在は、道の駅も1000カ所以上が整備され、まだまだ増えています。車も3ナンバーだから特に高額になるということもありません。
ミニバンブームなどもあって、車室内が広い車もたくさん出てきました。
車中泊を楽しめる環境が整ってきています。
車中泊ができると、行動範囲が広がる。

車中泊ができるようになると、行動範囲が一気に広がります。
ホテルのチェックインアウト時間に拘束される必要がない、というのも大きな理由ですが、自分の体力と相談して、夜間も移動時間に回せる点です。
登山などは、早朝から登り始めなければなりません。夜間に下山するのは危険が伴います。
風景写真でも、釣りでもマジックアワーと言われる朝夕の時間がとても大切です。
一人旅も基本的に、拘束されるものはありません。
他に誰かがいれば、その人の意見も取り入れてスケジュールを組む必要がありますが、一人なら、主体的に自分の予定を自分ですべて調整できます。
車中泊×一人旅=全く自由な旅
となります。電車やバスで旅をする場合は、当然、運行スケジュールに左右されますね。
自転車などで旅する場合は、テントを持ち歩く必要があるうえ、テント泊は車中泊よりも危険です。
嵐が来たり、大雨になったら、橋の下にでも移動する他はありません。
車中泊ならまさに、どこででも休むことができます。
渋滞・混雑など余計なことに時間を取られない。

遊園地などの混雑が見込まれる施設に行く場合、ホテルを早めにチェックアウトしても渋滞に巻き込まれます。
電車で行くにしても、混雑に見舞われることでしょう。
車中泊なら、ほかの人が動かない夜の間に目的付近に移動できます。まったく渋滞知らずなうえ、地方であれば信号も青のままだったり、黄点滅で通過できます。
もし、初めての土地で道を間違えても、悠々とUターンして本来のルートに戻れます。
夜間のうちに目的地に到着すれば、あとは休むだけ。朝になれば開園前に並ぶこともできます。
電車やバスの始発で早めに行動した場合、このようにはいきません。目的地で手持無沙汰となります。
これが真冬だと大変です。
ペットを連れていくことができる。

ペットを連れて公共交通機関で、旅に出るのは大変です。
ペットを連れていけるホテルは、あまりありません。
どうしてもその間はペットシッターやペットホテルに預ける必要があります。
もちろん、車内の広い車でなければなりませんが、車中泊なら、一緒に旅を楽しむことができます。
家族の一員であるペットと、いつも一緒に旅をできるのは、車中泊の大きな利点です。
まとめ
車中泊には、デメリットもありますが、工夫次第で比較的快適に過ごせるようになります。
車中泊のデメリットをうまく対策できれば、車中泊がもたらすメリットは、そのデメリットを上回って余りあるものになることでしょう。