廃道探検に行ったこともあります。
事故になっても保険が効かなくなりますし、何かあれば罰金を取られるかもしれませんので、絶対にマネしないでください。
通行止めの看板を少し、移動させてそのまま車で通過します。
もちろん、看板は元通り戻しておきます。
やはり、廃道だけあって、路面は非常に荒れており、アスファルトはひび割れていて、いつ陥没しても不思議ではないくらいの状態でした。
陥没したアスファルト

少し走ると、アスファルトが剥がれて、陥没しているところもありました。
車重が重いので、なるべく山側を走ります。谷側を走ると、ガードレールもないので、道路が陥没したらそのまま転落しそうでした。
今回、ここに来たのは、廃道といってもトイレのある公園があるからです。トイレさえあれば、車中泊できます。
いざ着いてみると、トイレはあるのですが、かなり汚れていました。
まあ、それも探検の醍醐味です。
車中泊なら、まとまった滞在時間を確保できる

廃道はまだまだ続いており、隣の県にまたがっているようです。
とりあえず、トイレのあるこの公園で車中泊をすることにしました。
ホテルを使わないのは、明日の夜には帰らなければならないので、スケジュールがギリギリであることと、廃道からホテルへ往復する時間と燃料がもったいないというのが理由です。
山の中なので、街からはずいぶんと離れているのです。
あと、何度も通行止めのところを通っていると、他の人に通れると勘違いさせてもいけませんしね。
廃道の夜はとても静か

水と食料は当然、持参していました。
山の中で誰も周囲にいませんから、車内で火器を使っても誰の迷惑にもなりません。簡単に済ませるため、アヒージョを作ります。
オリーブオイルのはじける音が、車内に広がり、油も周囲に飛び散りました。
「掃除をしながら食べるアヒージョは、格別に美味い!」
というか、出来立てだから美味かったんだと思います。
廃道の夜は、とても静かです。誰も来ません。虫と獣の声がするくらいです。
山の上なので、夜空の星も綺麗でした。
トイレの付近に熊注意の看板があり、ちょっと心配になります。
そして帰途へ。
とても静かな夜を過ごして、大満足です。(獣の声がちょっと怖かったですが。。。)
朝食は、昨日の残りパンと、粉ポタージュをお湯で戻して食べました。
血栓予防のために車外に出て、体操をし、水分補給をしっかりします。
誰も来ないはずの廃道でしたが、朝、バイクが一台だけ通っていきました。おそらく、地元の人だと思います。
予定では、このまま進むと隣の県の県道に出る予定です。
やはりアスファルトは荒れていて、ヒビが入っていたり、陥没しているところがありました。
もう少しで隣の県道に出るというところで通行止め。
なんと、その先は激しく陥没しており、道路の半分が陥没していて、車で通るのは危険な状態でした。
バイクだったら通れたのに・・・と思いながら引き返し、そのまま帰途につきました。
熊が心配でしたが、綺麗な夜空と静かな夜で、大満足でした。
ただ、廃道は何かあっても保険は利きませんから、廃道探検はこれが最初で最後になると思います。