車中泊に慣れてくると、車内で料理をしたり、お湯を沸かしたりしたくなりますよね。
電気自動車やハイブリッド車なら、ヒータータイプのコンロでもよいですが、通常のガソリン車では、キャンプ用のガスボンベを使うことが多いと思います。
車内でガスを使うと、一酸化炭素や二酸化炭素の濃度が上がってしまいます。
車内に調理をした際の臭いも籠るので、換気は必須です。
窓を開けてもいいですが、虫が入ってきます。
網戸を取り付けると、思いのほか風が通りにくくなるので、強制的に換気したいところです。
また、網戸だけだと、夜は外から車内が丸見えです。
換気ファンを取り付けよう。
ポータブル電源で電源を取り、ファンを回している方が多いようですが、ここでは、網戸もつけておきたい、強制換気もしたいという、欲張りな方法を紹介します。

ファンは12cmファン2基です。電源電圧は12vになります。これをフルパワーで回します。それでも40db以下と、比較的静かです。
分かりやすいように、配線を丸出しにしています。
もっと小さいファンで5v電源(USB電源)ではダメな理由は、下の画像を見て頂けると分かると思います。

車外から見たものです。網戸を取り付けています。その網戸にファン2基を張り付けたプラ板をマジックテープと磁石で固定しています。
網戸にファンを埋め込んだプラ板を張り付けているのは、網戸と同じように重ねて窓の隙間にプラ板を差し入れて固定しようとすると、窓が閉まらなくなったためです。
ファンを埋め込んだプラ板と網戸は、マジックテープと磁石で固定しているだけなので、配線コネクタを外せば、網戸だけにすることもできます。
網戸で風が遮られるので、強力なファンを使う必要があります。

電源はサブバッテリーシステムからとっています。配線は内張りの中に埋め込んでいます。これで、ドアの開け閉めもそのままできます。
使うときは窓を開けて、スイッチを入れるとファンが回ります。終わったら、スイッチを切って、窓を閉めれば終了です。
使用する材料は以下の通りです。
これが網戸です。車種別専用なので、ご自分の車に合ったものをお選びください。
使ったファンはこちら。1600回転のものです。
安全のために、ファンガードもつけておきましょう。
網戸を傷めてしまわないように、こちらも取り付けておきます。
ネジも併せて購入しておきましょう。
ファンを埋め込むプラ板は、ホームセンターで売っている1.5㎜厚程度のもので大丈夫です。大きさは、網戸に貼り付けられるよう、きちんと計ってください。